マジンガーシリーズについて質問があります。
グレートマジンガー終了後には兜甲児を主役にした新しいマジンガーを放送する予定だったけど大人の事情でグレンダイザーに変
更になったと聞きました。
そのマジンガーで闇の帝王と決着をつけて完結するはずだったと知りましたが、そのマジンガーはどういった内容の作品だったのでしょうか?
マジンガーZをパワーアップさせたのか、別のマジンガーを作ったのか、グレートマジンガー(剣鉄也)はどうなったのか、等疑問がわいてきます。
また、グレンダイザーに変更になった理由とは何だったのでしょうか?
他にも当時のマジンガーに関する事情をご存知の方いらっしゃればお教え下さい。(マジンガーZが最終回でボロボロにやられるシーンは衝撃的でインパクトがありましたがグレートマジンガーの1話で負けて交代してもよかったような気がします。その事に関して何かあればお願いします)
どうかよろしくお願いいたします。
マジンガーの一ファンより
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『グレートマジンガー』の後番組としてマジンガーZを強化改造し再び兜甲児を主人公にそえた『ゴッドマジンガー』が企画されていたことは既出の通りです。ストーリーも『Z』から『グレート』へ移行した時と同じようにダイレクトに繋がり、新たに作られた超合金GZをもってミケーネと雌雄を決すべくマジンガーZを改造したゴッドマジンガーが建造されようとしますがそれを阻まんとするミケーネの猛攻の前に炎ジュンはビューナスAと共に戦死、剣鉄也も暫定的に強化したグレートで奮戦し一応の撃退は成しますがグレートはオーバーヒート、自身も半身不随の重態となります(完成の最終話ラストにわずかに名残を留めますね)。その奮戦の甲斐ありZはゴッドに再生、新たに設けられた拠点「神の砦」にて鉄也を指揮官としてさやか・ボスらと共にミケーネに戦いを挑むという悪く言えば「『マジンガーZ』よもう一度」的な展開でした。
これが変更になったのは諸説ありますが、推測すると『グレート』が視聴率は安定するも関連商品が伸び悩みある程度のリニューアルが必要とされたことと時を同じくして新作『鋼鉄ジーグ』製作の為に布陣の再編が必要になったこと、これにブームだった「空飛ぶ円盤」要素を加味した映画『宇宙円盤大戦争』の総仕上げにダイナミックプロが関わったことが加わって企画が再検討されたものと思います(なお兜甲児の出演は放送局の要望との事で、当時の情報誌にはグレートそっちのけの熱いラヴコールが絶えませんでした)。また「円盤と合体するロボット」の意匠自体はダイナミック発ではないとのことで、劇場用映画ということを考えれば玩具メーカーの発案でもないのでしょうが、あるいはこの設定がスポンサーとして見逃せなかったのかも知れません。既に時代はロボットの複数登場(『ゲッターロボ』)から変型(『勇者ライディーン』)、そして全身がバラバラになりパーツを換装(『鋼鉄ジーグ』)と、劇中設定だけでは視聴者も満足できなくなっていましたからね。
なお『Z』最終話でのグレート交代も原作者の談によればスポンサーの意向で、当初はマジンガーZ自体を改造(ビッグマジンガー)してヘルとの決着後「ミケーネ篇」に突入の構想だったとのことです。またネーミングもこの段で「ゴッドマジンガー」が発案、劇場版『Z対暗黒大将軍』ではこの名称で進行するも当時同じ東映キャラとして並行の『仮面ライダーX』の敵組織GOD(ゴッド)と被ることから「グレート」に変更とのこと。
Zがミケーネに完膚なきまでに破壊される展開もなんだかスポンサーへの意趣返しみたいな気もしてきます(豪ちゃん曰く「最後なんだからもうボロボロにしちまいな」とのことでしたが完成の作品を観て「まさかここまでとは・・・」と唖然呆然だったとか・・・)。
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闇の帝王との決着が『グレート』で見送られたのは不明瞭ですが横山Pの談話ではその後を可能性として残しておきたかったそうです。なお正体の構想としては宇宙の果てから到来した異星人の科学者達で、最後の手段として帰還の為残していた円盤を解体して兵器(戦闘ロボット)に転用、背水の陣でマジンガー一派を攻めるというもので、当時のUFOブームの一端も垣間見れます(同時期の『仮面ライダーストロンガー』におけるショッカー~デルザーを支配していた大首領も宇宙から来た生命体でした)。
KCノベルズ「スーパーロボット大戦」はこれらテレビシリーズの設定を管理統括していた団龍彦氏によるもので、執筆が96年ということを思えば旧テレビシリーズをそのままスライドさせるのは辛い面もありますがひとつの可能性としては興味深い一編でした。
また当時放送に併せて「冒険王」誌に連載された桜多吾作氏による『グレンダイザー』では一時撤退していた帝王が対ベガ軍のために主人公側と結託を持ちかけ、その正体が判明する件もありました。世界観はテレビと大きく離れたシリーズですが、当時としては唯一闇の帝王とミケーネ帝国の決着がつけられた作品ということで紹介いたしました。一読の際はお覚悟を。
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他の方達とカブリますが、
●闇の帝王との決着編
グレートの次は、兜甲児とゴッドマジンガーを主役にした
ミケーネ帝国「闇の帝王」との決着編が描かれる予定でした。
しかし、結果はグレンダイザー。
●その理由は、諸説あるようですが、
「ヴィンテージ漫画館」という本にある永井豪先生の言葉によると、
スポンサーが(アニメ制作側だったかな?)、
グレートの次は、マジンガーじゃないロボットが良い。
そんな理由らしいです。
●決着編は小説で
兜甲児とゴッドマジンガーによる闇の帝王との決着編は、
ダイナミックプロの団龍彦さんが書かれた小説
「スーパーロボット大戦(全3巻/講談社)」に描かれています。
本来のストーリーとは異なりますが、グレンダイザーも含めた話として、
最終的に、ゲッターチームも加わり、マジンガーチームと協力して、
闇の帝王と戦う話になっています。
なかなかオモロイです。
因みに、スーパーロボット大戦と言っても、ガンダムやコンバトラーVなど、
マジンガー、ゲッター以外のロボットは登場しません。
●ゴッドマジンガー(その1)
ゴッドマジンガーは、フランスと合作の映画も企画されたことがあります。
未来を舞台にした話で、当初のお話とは違う内容のようですが、
戦艦クラスの巨大なマジンガーが登場するスケールの大きなお話
だったようですが、実現しませんでした。
●ゴッドマジンガー(その2)
その後、別のアニメ制作会社から、
マジンガーをやりたいという話があり、
その際、グレートの続編を…という話もあったようですが、
結局、「ゴッドマジンガー」という名前だけ残し、
内容は全く違うものになりました。
中世のヨーロッパを舞台にしたような、巨大な石像と恐竜が戦うお話です。
●ボロボロのマジンガー
永井豪先生の言葉を読んだ私の推測ですが、
Z編をキレイに終わりにしなかったのは、マジンガーの物語はまだ終わらない
…そう印象づけたかったからではないでしょうか?
キレイに終わりにしたら、グレートを見ずに、
そこで終わりにした人もいたかもしれません。
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まず、ゴッドマジンガーは4つ存在していました。
1.Zの続編 2.グレートの続編
3.劇場版 4.1984年のテレビシリーズ
本来グレートの続編はゴッドマジンガーとして
反陽子エネルギーと超合金GZ、新機能で改良された
マジンガーZ(ゴッドマジンガー)で兜甲児が戦うものでした。
所長は剣鉄也の予定でしたが企画は成立せず
「宇宙円盤大戦争」を元としてグレンダイザーになったようです。
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『ゴッドマジンガー』ですね、それは。
ミケーネ帝国との戦いの途中で科学要塞研究所が崩壊、生き残った職員達が光子力研究所でマジンガーZを改装して、新たなマジンガーであるゴッドマジンガーを誕生させる…という設定の企画があったのですが、頓挫して(事情は分かりません。すみませんが)グレンダイザーになったそうです。
ちなみにゴッドマジンガーの完成に先立つ戦闘で、剣鉄也は半身不随に、炎ジュンは戦死というハードな内容を予定していたそうです。
スーパーロボット大戦で『マジンカイザー』というロボットが出てきますが、このゴッドマジンガーの不発が影響しているのかもしれませんね。
詳細は下記を参照して下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E...
そういえば、マジンガーZが、約二年前に『真マジンガー衝撃!Z編』というタイトルでリメイクされましたが、ドクターヘルを倒したところで終わっています。一刻も早いG編と、闇の帝王との決着を描いた続編を作って欲しいものです。
PS『ゴッドマジンガー』というタイトルのアニメが別に存在しますが、それは無関係です。念のため。
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いや…?
私が知っているのは真逆の話だけど。
本来『グレンダイザー』は『マジンガー』シリーズとは全く関係ないオリジナルのアニメになる筈だったのだけど、スポンサーサイドから視聴者に馴染んでいる『マジンガー』と関わりを持たせて欲しいとの要望があった為、親しみやすいキャラクターで子供達に根強い人気のあった兜甲児がレギュラーとして再登場することになった、と聞いていますが。
ううむ、「ゴッドマジンガー」の話は私は全く知らなかった…。
マジンガーの世界は奥が深いなあ…。
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